愛情不足の呪縛

こんにちは!浜松市 マルル助産院です。

あと2日で子どもたちの冬休みが始まります、同じ境遇のお母さん!頑張りましょう。助産師宮﨑順子です。

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愛情不足の呪縛

子どものちょっとした仕草やくせに、「なんとかやめさせたい!」と思い、悩んでいませんか?

例えば、

  • ・爪噛み
  • ・指しゃぶり
  • ・性器タッチ(性器いじり)
  • ・自分な頭を壁に打ち付ける

などなど、とてもよくある、あるある相談です。

これらを調べたり、誰かに相談すると「愛情不足、ストレスかも知れませんね。」というような助言を受けた経験ありませんか?

「これは、愛情不足!?」
「私の愛情が足りないの!?」
「ストレス抱えているの!?」
「どうしたらいいの!?」

ってね。

愛情不足という名の呪縛に苦しむことになyちゃうんですよね〜〜〜。

このようなご相談をするお母さんは、愛情をかけているからこそ子どもの癖が気になって、相談してくるんじゃないかと思っている助産師じゅんこです。

「愛情不足」「ストレス」で片付けていいものではないはずです。

ただでさえ悩んでいるのに、さらにお母さんを境地に追い詰めていいことないです。

「爪を噛んでいるときは、どんな様子?」
「どんな時に、指しゃぶりしている?」
「性器を触っている時はどんな時?」
「壁にどんどん頭を打ち付けている時の表情は?」

など、どんな時にその行動が見られるかを観察してみるところから一緒に考えていきたい。

助産師じゅんこも皆さんと同じように、「私の愛情不足なの?」っと思った時もあり、発達心理の先生に相談したことがあります。発達心理学的には、この行動がどういうものか知りたかったのと対処方法を知りたかったからです。

きっと相談するお母さんも、できることはないかと考えているんじゃないでしょうか。

「本人も意外に無意識に、単に暇だから、手持ち無沙汰だからってだけのことも多いから、無意識を意識させるために、「〇〇ちゃん!」ってお名前呼ぶとか、肩をポンポンって叩いて合図と送るとか、試してみてくださいね〜。」

という助言でした。

愛情不足なんて一言も言われず、「やめさせなきゃ」って叱る必要もないし、無意識を意識するってとこで大丈夫。って言ってもらえて、どれほど安心できたか。

愛情不足という言葉で片付けたら、お母さんを苦しめるだけ。

その癖を見ると、なんだか自分が責められているように感じるし、「なんとしてもやめさせたい!」って思ってイライラしちゃうかも知れないし、自分を母親としてダメなんだと感じることのあるかも知れません。

普段の様子を知らないのに、支援者の一言は、無責任ですね。

支援者が、「愛情不足」という言葉を使う必要は全くないと助産師じゅんこは思っています。

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