赤ちゃんと目が合ったとき、あなたはどんな顔していますか?
スマホを見ていた。洗い物が気になっていた。ふと視線を感じてそちらを見ると、赤ちゃんがじっとこちらを見ている・・・。そんな体験ありませんか?
「ちゃんとできているのかな」と思いながら、何が不安かわからないまま毎日が過ぎていく。その経験、あなただけじゃない。私は、1000組以上見てきました。
「うまく関わりたい」という気持ちがあるだけで、十分。でも、きっと、もう少し何かあると安心するんですよね。
「うまく関われているか」わからないまま、育児は続いていく
親子手帳(母子手帳)や育児書には、発達の目安が書いてありますね。「生後3〜4ヶ月ごろ首すわり」「◯ヶ月で〇〇」みたいに。発達も気になるけど、もっとシンプルなことの相談が多く聞かれます。
例えば、
*この子、私のことわかっているかな?
*声かけしても反応が薄い?不安だな。
*何をしてあげたらいいの?どんなふうに過ごしたらいいの?正直わからない。
赤ちゃんは、言葉を話せませんね。こちらからの声かけも、一方通行に感じて、「伝わっているのか」が見えにくいから、不安になりますね。
実は、赤ちゃんはずっとサインを出してくれています。そのサインの読み方を知らないだけ。
子育て支援ひろばで見てきた親子さんが教えてくれること
子育て支援ひろばで、ベビーマッサージ体験会を行っています。
初めは緊張気味だったお母さんが、赤ちゃんお手や足をゆっくり触れているうちに、ふと表情がほぐれていく。赤ちゃんもおんなじ。体も緩んでいく。
「あぁ、この親子さんは繋がっているんだな〜」って、微笑ましく見ています。
25年の助産師経験の中で、毎日親子さんに会うことで気づくことがあります。
育児に自信がないと感じているママのほとんどは、「やり方」を知らないのではなく、自分がしていることに、「大丈夫」という確信が持てないだけ。
*抱っこしていいのか(泣き止まなかったらどうしよう)
*話しかけていいのか(わかってないんじゃないのか?)
*触れていいのか(嫌がったらどうしよう)
全部、大丈夫。赤ちゃんは、触れられたり、話しかけられることが大好き。
「触れる」ことは、言葉より早い対話・コミュニケーション
皮膚は、「第2の脳」とも言われています。赤ちゃんの肌には、無数のセンサーがあって、触れられることで「安心」というメッセージが脳に直接届きます。これは、医学的にも、わかっていることで、スキンシップの多い赤ちゃんは情緒が安定しやすいというデータもあります。
難しく考えないで!
ベビーマッサージ体験会で伝えていることの一つ。
ママの手のを使って、ゆっくり触れること。それだけでいい。
指でちょんちょん触るのではなく、手全体を使って、優しく包む。それだけで赤ちゃんの表情は変わります。目があう・声が出る・足をバタバタさせる。これは赤ちゃんからのお返事。
「反応してくれた!」その感覚が自信になりませんか?ぜひこの感覚を知ってほしいです。
今日からできる、たった一つのこと
ベビーマッサージの技術や手順は覚えなくても大丈夫。我が子の手を両手でそっと包んでみてくださいね。
*お風呂上がりでも、着替えおついででも、授乳の前でも。
*「いい子いい子」と声をかけながら、無言でもいい。
*10秒でも、30秒でもいいよ
赤ちゃんは、あなたの手の温かさを感じています。あなた自身も気づくはず。「私たち大丈夫」って。
育児の自信は、知識から生まれることもあります。多くの場合は、「あの時、うまくいった!」という小さな体験の積み重ねから。「手で包む」が最初の一歩になるといいですね。
子育ての小さな「これでよかった」を一緒に蓋していきましょう。
