こんにちは!
浜松市のマルル助産院 助産師の宮﨑順子です。
浜松市の幼稚園の父母の会からのご依頼で、性教育の講演。
コロナ禍があけて、対面での行事も再開されて、80名近くの保護者様がご参加いただいたようです。
ここでも、がっつり性の話というよりは、やはり関係性。その先にさまざまな性が関わってきます。
たくさんお方が集まったからこそ、もしかすると、思っていた性教育とは違った方もいるかもしれませんね。
今、幼稚園に通われている3〜5歳のこの時期によくある「性器いじり」やなんだかいけないような雰囲気はあるけどいわゆる下ネタに分類されるような言葉を使った替え歌を歌って面白がったりのお話は取り入れました。
対応、困ってますよね。
「性器いじり」は「性器タッチ」と少しポジティブに考えてみましょう。
性器を触れることは、お耳や鼻のあなを触れるのとなんら違いはなくて、子どもにとっては自分の身体を触れているだけに過ぎないのに、大人が過剰に反応すると、性器に対するイメージを無意識に植え付けているかもしれません。
痒みや痛みがないことは確認したいですが、大人が殺気だって「なんとかやめさせなきゃっ!キィーーー」となる必要はないですよ。
ただ、「いつでもどこでも、いいよ」ではなくて、「優しくキレイな手で、一人きりの時にね」というルールを伝えてみてくださいね。子どもは、これからも自分の身体をとお付き合いしていくのですから。
性に関するワードも、今そういう性的発達の時期です。そういうものですので、ご心配なさらず大丈夫ですね。
90分の時間では、まだまだお伝えしきれていないことがたくさんです。
これをきっかけに、大人たちが考えるきっかけになったらいいな。一緒に考えていきましょう。